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Last Date   Eric Dolphy

定価:¥ 1,510 (税込み)
価格:¥ 1,538 (税込み)

メディア :CD
メーカー:Westwind
アーティスト:Eric Dolphy
リリース:1991-07-01

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レビュー
   文字通り晩年(Last Date)の作で、公式アルバムとしては遺作である。ブッカー・リトルやジョン・コルトレーンらとの共演作品でも独特な音使いによる非常に個性的なアドリブを展開する奇才、エリック・ドルフィがオランダを訪れ、現地の優れたジャズ・ミュージシャンらと共演したライヴ録音。
   アルト・サックスのほか、フルートなども操るマルチ・リード奏者ドルフィのトレード・マークでもある、バス・クラリネットから始まる「エピストロフィー」の孤高のユーモア感。一方うって変わって美しい音色を聴かせるフルートは、バラード「ユー・ドント・ノー・ホワット・ラヴ・イズ」で堪能できる。ピアノのミシャ・メンゲルベルグもドラムのハン・ベニンクも、後のヨーロッパ・フリー・ジャズ界を背負って立つ逸材だが、ここではドルフィを立てる伴奏が素晴らしい。
   ラストにはドルフィの肉声が。「音楽は空(くう)に消え、二度と捉えることは出来ない」と、ジャズの本質を語る。この27日後、ドルフィは祖国に帰ることなく、ベルリンにて死去。(高木宏真)


曲リスト
1) Epistrophy
2) South Street Exit
3) Madrig Speaks, The Panther Walks
4) Hypochristmutreefuzz
5) You Don't Know What Love Is
6) Miss Ann


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ユーザーレビュー
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奇跡の名盤! 単にモダンジャズの名盤という域を超えた、人類の音楽史上の比類ない一つの遺産。"You Don't Know What Love Is"、フルートのフレーズが駆け上がると共に、異界の音空間が出現する。神秘的な即興の歌が安らぐと、よく知られたテーマで落ち着くけれど、すぐに、深淵の鳥めいた異様なアラベスクが、ドルフィーの過去の演奏を集約して、それを超える鮮烈さで、果てしない音の迷宮を織り上げる。ジャズ音楽においてだけでなく音楽全般にとっての、それは一つの奇跡だった。クラシックのモダンにも造詣が深かったドルフィー。この演奏は、ドビュッシー『牧神の午後…』や『フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ』、ラヴェル『ダフニスとクロエ』、ストラヴィンスキー『春の祭典』、メシアン『世の終わりの四重奏』などが、ジャズの音空間で即興的に昇華され結晶したような奇跡的なフルート四重奏、とも言える。アルバム冒頭の、バス・クラによる"Epistrophy"もまた、『春の祭典』冒頭のファゴットの奇跡と並ぶ、奇跡的な音楽だ。これがドルフィーの遺作となったことは、音楽の人類史にとって残念すぎる。


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