| 東京物語 |
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定価:¥ 1,000 (税込み) 価格:¥ 1,000 (税込み)
メディア :DVD メーカー:Cosmo Contents リリース:2007-08-20
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| ユーザーレビュー |
【半世紀前の日本人と日本 (2008-11-09)】 この映画を観る前の認識は、「小津安二郎の最高傑作で、世界の歴代映画ベスト100をやると必ず入る映画」でした。パンアップの切り替えを多用とか、コンテを切ったとか、50mmのレンズだけを使ったとか、キャメラを低い位置で固定とか、そういう技術的な話は置いておきます。まず、半世紀前の日本人と日本を観ることが出来ます。(それに、大好きな尾道が舞台。)戦後8年目(1953年)に公開された映画ですが、もうこの時点で核家族化による大家族の崩壊が描かれています。熱海で相模湾を眺めている老夫婦のショットの物悲しさ。あの黄昏っぷりは、本当に心苦しくなる。笠智衆が「あんたが一番わしらによくしてくれた。ありがとう。」と言って、原節子が泣くところでは、涙が出てきました。今半世紀以上経って、この映画を観て理解できない日本人は、かなり多くいると思います。この映画を日本人が観る時は、ヴェンダースの「東京画」と併せて観なくてはいけない。 |
【親の心子知らず (2008-09-22)】 海外での評価も高い小津安二郎の代表作『東京物語』をNHK・BSで再見した。いわゆるホームドラマのパターンを形作ったといわれるローアングルと、独特の空気感を産み出す切り返しショットは、小津作品と一目でわかるオリジナリティ。尾道の老親(笠智衆、東山千栄子)が東京に住んでいる子供たちの家を訪ね歩くといった一見平凡な風景の中に、核家族化に伴う親子関係の分断という現代にも通じるえぐいテーマが何気なく据えられている。町医者(山村聡)の長男宅に泊まっても孫には避けられるし、長女(杉村春子)が営む美容室ではあからさまに邪魔者扱いされ、行きたくもない熱海へ追い出されてしまう。唯一2人に親切に接するのが、死んだ次男の嫁(原節子)という血のつながっていないあかの他人である。その原節子演じる紀子の存在によって、文句を一切口にしない老親に対する「親の心子知らず」な子供たちの冷たさがいっそう強調される演出は見事である。映画は、とみ(東山千栄子)の急死という形で非常に後味の悪いエンディングを迎える。母の危篤で尾道の実家に久しぶりに集まった子供たちであるが、ここでもまた親の死よりも自分たちの仕事や家庭を優先させる血も涙もない姿が描かれる。近年『歩いても歩いても』や『トウキョウソナタ』など崩壊する家族関係をテーマにした作品を数多く目にするが、昭和28年(55年前)にその兆候をすでにかぎつけて映画化していた小津の慧眼には恐れ入る。「孝行をしたい時には親はなし、さればとて墓に着物は着せられぬ」 |
【これぞマスターピース (2008-08-03)】 昔の映画はスローだ。 でも、この映画は退屈しなかったと言うより むしろ、最初の風景からすぐ引きずり込まれる。 おずさんの風景の描写の美しさ、音楽の効果、原さんの天使の様な美が魅力的なのは言うまでもないが、私たちが忘れている心を思い出させてくれるのがこの映画だ。 地方の方言、そして昔の標準語これだけ美しかったかと思い知らされる。 人の死を前にしての切なさを温かく描いてある。 見ると海外で絶賛されている理由がわかる。 この映画を見て感じる感情は万国共通だという事。 そして、登場してくる俳優さん、全員がすごくいい。 この値段で損はない。 購入をお奨めします。 |