| 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2枚組) |
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定価:¥ 5,040 (税込み) 価格:¥ 4,060 (税込み) OFF:¥ 980円 ( 19 %)
メディア :DVD メーカー:VAP independent(VAP)(D) リリース:2007-10-24
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 1,349~ (税込み)
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| レビュー |
リリー・フランキー原作の同名ベストセラーを映画化した本作は、ドラマ版とは違って、映画ならではの細部へのこだわりや、絶妙なキャスティングによって、原作の持ち味を存分に活かすことになった。原作者自身がモデルである主人公の「ボク」が、炭鉱町・筑豊での少年時代を経て、東京でイラストレーター兼コラムニストそして成功。ガンに冒された「オカン」を東京に呼び寄せるという物語は、ほぼ原作どおり。映画だからといって、妙に本筋を外れなかったことに好感が持てる。 長髪で無精ヒゲを生やしたオダギリ ジョーは、思いのほかリリー・フランキー本人に近いイメージ。さらに樹木希林のオカンの若き日を実娘の内田也哉子が演じることで、時の流れが見事に表現されている。そのほかキャストでは、原作にも出てくる松田美由紀の使われ方や、一瞬だけ登場する豪華ゲストも見どころ。炭鉱町のセットを始め、その後の80~90年代のカルチャーも丁寧に映像化された。原作ファンが気になるのはクライマックスだが、オカンがガンに苦しむ姿を壮絶に描く反面、その後は過剰な演出を避けたたことで、原作よりも、じっくり感動する人が多いかもしれない。映画として、どこにインパクトを与えるべきなのかを、監督の松岡錠司は知っているのだろう。(斉藤博昭) |
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| ユーザーレビュー |
【わかってたんですが、やられちゃいました (2008-08-29)】 12 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 やられちゃいました。, 2007/4/15 話の内容から分かってはいたけれど、涙なしには見ることはできなかったです。 後半30分は感情が昂ぶってしまって、何度も胸がしめつけられました。 オカンが入院している現在と、ボクを中心にした過去が入り混じってお話が進みます。 正直言って、過去のボクはどーしよーもない(笑)って感じの男です。 ここまでだらけられるかっていうくらいたらけた人生を過ごしてます。 ただ、オカンを東京に呼ぶあたりにはボクの素直さがとっても出ていて拍手したくなります。 オカンの前で、ただただ無力なボク。 オカンのしてくれたことの一つ一つが、ボクの気持ちとなって根付いているのが分かります。 後半でてくるオトンに対してのオカンの感情は、素直に心打たれます。多分劇中のオトンもそんな感じなんだと思わされます。 オカンの愛情はほんとに見返りを求めていません。 ただただ相手のためだけに生きているオカン。 それは最後の贈り物にまであふれんばかりにこめられています。 素晴らしい映画でした! |
【嘘の無い映画を、ありがとうね。 (2008-08-10)】 大阪の『リサイタルホール』での試写会で観てきました。 会場は8割以上がオダジョーのファンと思しき若い女性達。 そしてチラホラ、大阪のオカンとオトンの姿も・・・。 冒頭の少年時代を回想するシークエンスで、いきなり笑わせてくれます。 この映画、もちろん涙無くしては観れないのですが、 いい感じのツボで 結構笑わせてくれるのがポイントなのです。 だから、より一層、後半のオカンとの永久の別れが切なさを増して迫ってきます。 当然、観客のほとんどは原作を読んでいるか、 テレビ版『東京タワー』を観ている筈。 となれば、ハンカチ片手に じっとスクリーンを潤んだ瞳で見つめる事になるわけです。 が、しかし。 この映画版は『単に泣かせてやろうか』、という見え見えの意図は感じられません。 本来なら、ここでもう一押しで 涙腺決壊確実!と、わかっていても、あえてそれはしませんし、 オダジョーも、 つとめて自然で嘘の無い演技で淡々と魅せてくれるのです。 そして、オカンの樹木希林、オトンの小林薫の恐るべき究極の演技が、 この映画に見事なリアリティを与えております。 最近抑制の効いたオダジョーの静かなオーラがグッと伝わってくるようで、 自然にスクリーンに引き込まれていきます。 取り立てて泣かせる山場がある訳でもなく、劇的なシーンが続くわけでもありません。 オカンとオトン、そして情けなくだらしないボクの日常が 、ゆっくり柔らかく流れてゆきます。 そしてそこに、この映画の誠実さとリアリティが 有る様に思えるのです。 ラスト近く、オカンの命の灯火が消えようとするころには、 スクリーンをまともに観る事すら不可能なほど涙腺が弛緩してきます。 また、音楽も素晴らしく、上田禎のストリングスが胸に切なく迫り、 ラストの福山雅治の『東京にもあったんだ』で、とどめを刺されます。 間違い無く、全てのバカ息子は涙するでしょう。 『ボクの為に人生を生きてくれた人』と言うボクのナレーション。 そして映画のポスターにもある、オカンの手を繋いで横断歩道を渡るシーンは、 何でもないけど、何度も泣けた! |
【本物の「職業俳優」たちによる素敵なアンサンブル (2008-05-03)】 今の若手監督と同じように「バタアシ金魚」などの青春ムービーを撮ってきた松岡監督がこんな映画を撮るなんて。もともとベストセラー小説があるので、その素材をどう料理するのか。いま流行りの「泣かせ」系には振らずに、しっとりと仕上げたのはさすがである。これには松岡監督の卓越した演出力もあるが、松尾スズキの抑えた脚本も効いている。またそこに集まってきた俳優たちが凄い。いわゆる「売り出し中!」という新進俳優はほとんどいないので、まさに演技のアンサンブルを楽しむことができる。忠臣蔵みたいな布陣にはびっくりだが、特に主役の3人には感服した。樹木希林はどの作品でも、ちょっとの出演でも場面をさらう凄味があるが、本作ではまさにひとり舞台。これを支えるオダギリジョーと小林薫も完全な芝居で、離れつつも濃密な家族愛を見事に映像化した。オダギリとリリー・フランキーが最後のシーンでイメージが完全に重なるのも、ひとえにオダギリの演技力だろう。昭和の香りただよう良作である。 |