| ゆれる [DVD] |
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定価:¥ 3,990 (税込み) 価格:¥ 3,162 (税込み) OFF:¥ 828円 ( 21 %)
メディア :DVD メーカー:バンダイビジュアル リリース:2007-02-23
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 2,599~ (税込み)
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| レビュー |
オダギリジョーが演じる弟の猛は、故郷を離れ、東京でカメラマンとして成功。一方、香川照之の兄・稔は実家のガソリンスタンドを継いでいる。母の一周忌に帰った猛だが、稔、幼なじみの智恵子と出かけた渓谷で、智恵子が吊り橋から転落死してしまう。殺人容疑をかけられた兄と、彼の無実を信じる弟の関係が、ときにスリリングに、ときに不可解に、さらに衝撃と感動を行き来し、タイトルが示すように“ゆれながら”展開する骨太なドラマだ。 都会に出た者と、田舎に残る者。性格も違う兄と弟。映画は対照的な立場を鮮やかに描きだす。西川美和監督は、微妙なセリフで男ふたりの複雑な内面を表現し、観る者のイマジネーションをかき立てまくる。背中の演技で心情を伝える香川照之もすばらしいが、兄に対する負い目と苛立ちの両方をみせるオダギリジョーは、彼のキャリアのなかで最高の演技と言っていいだろう。あのとき吊り橋で、何が起こったのか? その真実も含め、さまざまな余韻を残すラストシーンは目に焼き付いて離れない。兄弟を持つ人ならば多かれ少なかれ、ここに描かれる確執に共感してしまうはず。家族の関係も、そして人生も、一筋縄ではいかないのだと教えてくれる名編だ。(斉藤博昭) |
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| ユーザーレビュー |
【ゆれてる場合か (2008-12-13)】 自分には弟が2人いて、自分だけ東京で暮らしている。
たまに、今後のことを考えたりする。家は誰が継ぐ? 親が年老いたらどうする?といった、考えれば考えるほど避けて通りたい、でも「姥捨て山」みたいになっては絶対駄目だ――でもこのままいったら、自分は弟たちにすべて押し付けてしまうことになる。後ろめたい気持ちになるけれど、と同時に、そういう「しがらみ」とはきっと無関係だと思ってる自分も間違いなくいる。
地元で家業を継ぎ慎ましく暮らす兄、東京でカメラマンとして成功した弟
『ゆれる』を見て、「殺った殺らない」の『羅生門』的ミステリーより気になったのは、そんな「兄弟」の構図について。
面白いのが、兄も弟も、互いの犯した行為について知っているのに、互いに「なぜ」その行為に及んでしまったのかが理解できないこと。不誠実で不可解なこの兄弟の関係性が、真木よう子扮するエロいけどうざい女を巡る「ねじれの始まり」からラストまで終始物語を揺らし続ける。一方で、それはしっかり兄弟を描けていることになるのか?という疑問をも生み続ける。
とは言え、脚本も上手いし、主役2人の演技も素晴らしいから引き込まれる。ただ、キム兄やピエール瀧をさしたる必然性もなく出そうとしたり、大写しになる鯛の目玉とか、ホースがびちゃびちゃって暴れてるのとか、何かと「私、いい画撮ってるでしょ」感を押し出すのが……ムカつくけど分かってあげたいんだけど、やっぱりイラッと来てしまう。
そして許せないのが、ラストシーンのオダギリのセリフ。とてつもない無責任さと後ろめたさが、一番リアルに描くべきデリケート・ゾーンが、完全に抜け落ちてるだろと。香川照之の演技に救われてますが、苦笑を禁じ得なかった。 |
【秘めていた感情が顕わになる時 (2008-11-24)】 何の予備知識もなく見たので、一体何がテーマなのかわからないままに作品に引き込まれてしまった。
物語は母親の葬式のためにカメラマンのオダギリ・ジョーが葬式に似つかわしくない格好で東京から戻ってくるところから始まる。そんな息子を苦々しく見て叱りつける父親から弟をかばうのが兄の香川照之だ。兄は地元に残って父親のガソリンスタンドを継いで経営しているが、見るから真面目な好人物だ。そんな二人がガソリンスタンドの従業員の独身女性を誘ってピクニックに行くが、山奥で思いもよらぬ事件を引き起こすことになる。
兄は女性殺人で起訴されるが、その公判の過程で表面的には仲のよい兄弟に見えた二人のお互いに対する複雑な感情が次第に表面化する。どのような仲のよい兄弟姉妹でも必ず表面には出ない互いへの思いがあるはずで、普通であれば一生それは顕わになることはないのだが、一旦顕わになった時には修復困難な亀裂が生じてしまう。
この映画では事件の真相と二人の感情の双方が、次第に顕わになる過程が巧みに描かれており、非常に見ごたえがある作品であった。最後のシーンをどのように解釈するかは視聴者に委ねられているが、そこには救いがあったと思います。 |
【弟が兄に対して抱く、微妙な “ゆれ” (2008-10-26)】 東京で成功した写真家と地方で家業を継ぐその兄、幼馴染の智恵子に起こった悲劇。その悲劇から映し出された、人間の内面にある様々な“ゆれ”を描いていました。
母の法事で帰郷した写真家の猛は、家業のガソリンスタンドを継ぎ父親と暮らしている兄の稔と久しぶりに会い、幼馴染の智恵子と3人で近くの渓谷に向います。しかしその渓谷にかかる吊り橋から、智恵子が落下してしまう…。その時側に居たのは稔ひとり―。果たしてそれは殺人なのか事故なのか・・・?
真相はどうだったかというミステリー的な興味と、弟が兄に対して抱く微妙に揺れ動く兄弟愛を描いた映画でした。
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