| 恋恋風塵 [DVD] |
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定価:¥ 5,040 (税込み) 価格:¥ 4,435 (税込み) OFF:¥ 605円 ( 12 %)
メディア :DVD メーカー:紀伊國屋書店 リリース:2007-01-27
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 4,597~ (税込み)
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| ユーザーレビュー |
【山と畑と老人 (2007-03-17)】 侯孝賢の映画を始めて見たのが本作である。正直ぼう然としてしまった。
僕も映画は好きで 結構見てきたが アジア映画を観るようになったのは最近である。侯孝賢という映画監督の名前は 雑誌でちょっと聞いていた程度だったので どんなものかという程度で見始めた。
話は淡々とした青春の恋愛ドラマだ。基本的にはたいした話ではない。この程度の筋ならどこにでもありそうな話である。
しかし驚嘆すべきは 映像と描き方である。
侯孝賢は 小津のファンだという。言われてみると 事物を淡々と描き出す手法は小津を思わせるものがある。但し 小津にない部分があるとしたら 映像への拘りだと思う。特に ラストシーンの 山の中の畑で 老人が 失恋して傷ついた主人公の青年に 繰り返し 天気と農作物の話をする場面は 白眉だ。
「天気と農作物」という いささか場違いな話は 小津の「麦秋」で 杉村春子が唐突に言い出す「アンパン」のエピソードに似ている。
但し それを描き出す映像は極めて美しい。山と畑と老人がかようにきらめく場面は 僕も見たことがなかった。
侯孝賢という極めて優れた監督が台湾にいる。それだけでも アジアの一員として 僕も嬉しい限りだ。そんな気持ちはなぜだか 自分でも分からないが。
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【あの頃 (2007-02-09)】 この映画の良さをどう語ればいいのか、自分でもよくわからないところがある。
まあ、世間的にも評価された作品だし、素晴らしい批評や感想も色々読めることと思う。
なので、ちょっと関係ない話・・・
初デートって、なにかと苦い経験をするものである。・・・たぶん(笑)。
何年も前のことだが、岩井俊二監督の映画『スワロウテイル』の入場券売り場でのこと。
ボクの前に並んでいた若いカップルはどうやら中学生だったらしく、
(なぜか)R-15指定にされていた、この映画の入場を断られてしまっていた。
チラと見ただけだが、彼らの後ろ姿は今でも印象に残っている。
もちろん、彼らが初デートであったかどうかはわからないが、
交際の長いカップルなら、こういう不測の事態があったとしてもなんでもない。
いや、イマドキの(と云っても十年以上前かぁ)若い二人にとっても、
なんでもないことなのかもしれない。
でも、あの年頃のボクなら、ちょっと苦い思いをしたに違いない。
ここでボクの初デートの苦い経験は告白しないが(笑)、
本作を見ると、あの中学生カップルと、初デートのときの気持ちが甦ってくる。
あの頃の、そういう気持ちの映画なんだと思う。・・・・・・たぶん(笑)。 |
【淡々とした筆致で描かれるペーソス (2007-01-25)】 同郷の幼馴染二人の清純な恋愛が見ていて逆に新鮮だった。
共に田舎から都会に働きに出てきた少年少女が交流を暖め合い、
また田舎の家族と互いに気遣い合う場面も微笑ましい。
こうした情緒的な人間関係は日本ばかりでなく、
台湾においても現代では失われつつあるのではなかろうか。
飽くまで淡々とした筆致で日常的なエピソードを綴っていく手法が
この種の映画としては白眉の完成度である。
ただ、この二人の恋の結末については、
これが物語の肝なのだろうとは思うが、
やはり唐突で取って付けた感が拭えなかった。
「男性が兵役に行っている間に環境が(主に不幸な方向に)変わってしまう」という意味で
「兵変」という言葉が台湾にはあるらしい。
従って、映画のカップルの様な事例は台湾では巷間に溢れており
共感を持って受け止められたのかもしれない。
だが、個人的にはリアリズムに沿った描写と展開において
結末だけが奇妙に作為的な印象を受けた。 |