| ブロークンフラワーズ [DVD] |
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定価:¥ 4,935 (税込み) 価格:¥ 3,873 (税込み) OFF:¥ 1,062円 ( 22 %)
メディア :DVD メーカー:レントラックジャパン リリース:2006-11-24
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 1,470~ (税込み)
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| レビュー |
ジム・ジャームッシュ監督が、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』など初期の作風に戻った印象を与え、ファンにとってはうれしい一作。身に覚えのない息子の存在を知らされ、あたふたと過去に付き合った女たちを訪ね歩く中年男という役で、このビル・マーレイほどぴったりの役者はいないだろう。表情の変化は最小限に留めつつ、男の悲哀を観る者に伝える。その名人芸に感情移入してしまうのである。 過去の女たち4人を演じるキャストも魅力的だ。奔放なシングルマザーのシャロン・ストーン、動物の言葉を理解する医師のジェシカ・ラングら、誰もが個性的で、他の映画とは違う顔をみせている。これもジャームッシュの演出の手柄。その一方で4人には、「ひとりの男の趣味」である共通点が浮かび上がってくるのも興味深い。 便せんや花束など、あちこちに配されたピンクのアイテムが効果的で、エチオピア音楽を始めとした曲の使い方もうまい。映画のリズムを中心に、どこをとっても同時代の他の監督作にはみられないテイスト。その新鮮な体験をするだけでも、ジャームッシュの作品は観る価値があり、本作はその適材である。(斉藤博昭) |
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| ユーザーレビュー |
【ビル・マーレイという花 (2008-12-14)】 ジャームッシュは苦手だったんですが、これはそれこそ同じ監督なのか?と錯誤してしまうくらい面白かった。行く先々でちょっとした笑いと謎を残す魅力的な女性たち。なが〜いトランジションを使って省略を上手く利用したり、「車の撮り方ってそうだよねえ」とか思うロード・ムービーっぷり。結局かなり無関係なショットなのに意味深に追いかけて笑わそうとする姿勢。そしてラストで「全力疾走」と共に思い切り放り投げられるストーリーとその意図。
そして「花の救世主」ビル・マーレイ。「ゴーストバスターズ」のB級ヒーローイメージから、「ロスト・イン・トランスレーション」辺りから顔だけで「枯山水」を表現できる稀有な俳優へ変貌を遂げたわけですが、「ブロークン・フラワーズ」では顔だけでなく、身体全体で「枯れ」または「(元)彼」を生み出し、それは監督に独特の「間」を作らせるにまで到達しています。この「間」がおかしさとか切なさとか訳分かんなさを盛り立てていることを考えると、この映画は彼なしには絶対成立しなかったんじゃないかとか思える。 |
【哀愁 (2008-07-06)】 ジャージ姿のビル・マーレイがもの悲しい。
ラストの幕切れは、まさに、人生の幕切れ。
創りの巧妙さは秀逸。
マッタリした音楽は人生の深遠さを引きただせる。
女優陣の芸達者ぶりも必見。
類稀な珍味的、佳作。 |
【この肩透かしが、ジャームッシュ映画の魅力 (2008-06-02)】 久々にジム・ジャームッシュ監督の映画を見ましたが、相変わらず人を食ったヤツです。
「19歳になるあなたの息子が、父親探しの旅に出ている」。元プレイボーイの中年男性の元に届いた、女性の筆跡による差出人不明の手紙。身に覚えはないものの、探偵モノに傾倒する隣人に勧められるがままに、かつての恋人たちを訪ねる旅に出ることに。バラの花束を持って。
旅先でのかつての恋人たちとのやり取り、タイプライター、ピンク色…。あちらこちらに張り巡らされる伏線。ストーリーが進むにつれ謎が解き明かされるのかと思いきや、観客の期待を見事に裏切る展開の連続。そもそも主人公のプレイボーイを、イケ面とは程遠いビル・マーレーに演じさせている時点で人を食っています(モテ男の雰囲気はかもし出しているかも?)。こうなったら、もうさじを投げて笑うしかありません。
この肩透かしが、ジャームッシュ映画の魅力でしょう。 |