| 許されざる者 [DVD] |
 |
定価:¥ 1,500 (税込み) 価格:¥ 1,500 (税込み)
メディア :DVD メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ リリース:2006-10-06
発送可能時期など: 間もなく入荷します。ご注文はお早めに。商品はご注文いただいた順番にお届けします。
|
|
|
| レビュー |
アメリカン・ウエスタンのテレビドラマ、『ローハイド』で初ブレイク。その後渡ったイタリアのマカロニ・ウエスタン『荒野の用心棒』で大スターに。以来映画作家として西部劇と共に歩んできた、クリント・イーストウッド。本作は、そんな彼の歴史が集大成された「世界遺産」的作品だ。 かつて西部中に悪名を馳せたが改心し、老いさらばえた男。だが相棒(モーガン・フリーマン)が無実の罪で殺されたため、捨てたはずの銃を悪徳保安官(ジーン・ハックマン)に向けることになる。 当時白人警官が黒人を暴行した「ロドニー・キング事件」への怒りも反映された、正義をめぐる物語だ。自作自演で長年の企画を実現させ、作品賞、監督賞、編集賞、助演男優賞のオスカー4部門を獲得した。役者として、また演出面でも多大な影響を受けた映画監督、ドン・シーゲルとセルジオ・レオーネ、師匠2人に献辞を捧げているのが感動的だ。(轟夕起夫) |
|
| 関連商品 |
|
|
| ユーザーレビュー |
【アメリカと西部劇への皮肉 (2008-06-25)】 初めて観たときには正直驚いた。あのイーストウッドが自分の祖国アメリカを、そして、自分を世に出したともいえる西部劇を、このように描くとは。ブラックユーモアのような皮肉に満ちたディテールやストーリー展開。観客の反応を密かに笑う彼が見えるようだ。これらを彼に描かせたものは一体何だろう。彼の斜に構えた視線にアメリカに対する歯がゆさと、それを敢えて示してみせる愛情を感じずにはいられないのは私だけだろうか。 |
【西部劇への挽歌 (2008-04-23)】 クリント・イーストウッドはセルジオ・レオーネ監督のマカロニウエスタンに出たことで今の彼がある。しかし、もう西部劇の時代ではなくなったことを知っている。で、最後の西部劇をつくる気になったと、勝手に想像している。
この映画は過去の西部劇の要素をいろいろそろえている。アウトロー、悪徳保安官、酒場とウイスキー、カウボーイ、原野での語らい、そして撃ち合いを見ることができる。殺し屋のマニー(クリント・イーストウッド)が平凡な農夫になって酒も絶っているとか、キッドという若者の言葉「ひとを殺したのは初めてだ、もうピストルはいらない」とか、ライフルの名手のネッド(モーガン・フリーマン)が撃つ気がないとかに、本作のメッセージと時代の変化を見ることができる。
アメリカのある評論家は「複雑なテーマを扱った暗いが心うばわれる作品で、確固たる倫理観と歴史的リアリティに裏づけられた悲哀に満ちた英雄物語だ」と絶賛している。ここに引用したのは、その全文に首をかしげるからである。わたしは本作の登場人物のだれにもインタレストは持てない。
どなたかも書いているように、アカデミー賞にふさわしい作品とはおもえないが、そもそもアカデミー賞だけでなく、他の映画祭の賞もそれ自体がひとつの商品であり、評論家の言葉もまた売り物であり、お互いに持ちつ持たれつの関係にあることを、忘れてはならない。
映画評論家はたいていの作品をほめているが、点数が甘いのは約束ごとで、辛口では商売にならない面がある。政治や歴史等の著書に対する評論は一種の闘いにならざるを得ないのに対して、映画の評論は本質がちがう。 |
【皆の小さなプライドのために (2008-01-09)】 娼婦の小さなプライドが賞金稼ぎを呼び、保安官には町の秩序は俺が握ると言うプライドがあり、キッドには近眼でもあっても知られたくないプライドが邪魔をし、M・フリーマンには未だに射撃の名手である事のプライドがあり、ウィリアム・マニーには家族の生活のためというプライドがあり、イングリッシュボブには紳士ぶりたいプライドがあり…。
その結果、皆がそれぞれのプライドを守りたいがために殺戮と暴力が生まれる。
こんな複雑な脚本を書いたのはデビッド・W・ピープルズ。この名前にピンと来たらかなりの「通」です。あの「ブレードランナー」の脚本を書いた人でもあります。一筋縄ではいかない登場人物を巧みに構成していきます。 |