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カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年日本公演 [DVD]   

定価:¥ 7,140 (税込み)
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メディア :DVD
メーカー:NHKエンタープライズ
リリース:2006-10-27

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ユーザーレビュー
奇跡の名演 (2008-07-05)】
 あれは中学3年の春のときでした。クラシックを聴き始めて僅か1年余、暗中模索の中に煌めくような光を放つ演奏だったことを今でも鮮明に記憶しています。新装なったNHKホールのこけら落とし公演、とうてい聞きに行けるはずもなかったですし、その頃私の住んでいたあたりでは、まだFMといえども生放送はモノラルで、後日、録音したテープを基幹局から流してステレオで聞いたものでした。  後に、音源がLP化されたのはそれから10年くらいたってからだったでしょうか。記憶の中の音は確かに生きていました。NHKホールの設計にはいろいろと意見があり、あまりに大きすぎることと、さすがに最初の録音だけにマイクが音を完全に捉えきっていない印象は確かにあります。しかし、その中から湧き上がる感動はまぎれもない、あのモノラルのFMラジオから流れた演奏そのものでした。  後日、一連の演奏を新聞紙上で評した吉田秀和氏の評論も絶品でしたが、今でも時折レコードを大切に引っ張り出すときには、この評論も何度も読み返しています。あれから30年たち、ベームの根拠地であった夢の「聖地」・楽友協会にも席を取ることができましたが、はるかな東洋の島国で、わずか1週間たらずの間に、あれほどの歴史的な名演が繰り広げられたのは、奇跡としか言いようがなかったことをやはり思い起こしていました。


名演の貴重な映像、特典映像のリハーサルも見もの (2007-05-26)】
1975年3月16、17、19日のコンサートと、収録日不詳のリハーサルという構成で約4時間という内容です。いずれも2年前に完成した新NHKホールが会場となっています。 収録日が近いのに画質はかなり差があり、まず最初のベートーヴェンが始まった時は70年代半ばのNHKの収録の割には画質が悪いと感じました。しかしブラームスは鮮明な画質でした。「未完成」はその中間よりややベートーヴェン寄りといったところです。原因はわかりませんが、音質の方は全体的に安定しています。 画質に比例して、最も名演なのはブラームスです。第3楽章の中間部あたりからベームの表情が変わってきて、オーケストラも個々のパートにベームの意思が通い、第4楽章はベームの厳格さとウィーン・フィルの自発性とが見事に結ばれて昇華します。演奏が終わって引き上げるベームの表情は演奏中と同じ厳しいもので、それが拍手に応えるうちに笑顔に変わっていくのが写し出されます。 特典として収められている未公開であったリハーサルも興味深いものです。これはカメラリハーサルのために流し録りしたものらしく、カメラワークの頻繁な切り替えやピントの調整なども行われますが、それだけに演出ではない本来のリハーサルに接することができます。ベートーヴェンの第4番の序奏は特に見もので、初めのうちはうまく噛み合っていなかったオーケストラが、結局ダメだしされて冒頭からやり直しとなり、二度目はベームの意思が見事に反映したものになっていく過程が収められています。


蘇るカール・ベーム (2006-12-01)】
カール・ベーム75年来日時のNHKによる演奏の記録。当時、テレビとFMで中継された演奏だが、テレビの音源はモノラルの為、ステレオのFM音源とシンクロさせてDVD化されている。 特典として、リハーサル風景も収められており、飽きさせない内容だ。 ベートーヴェンのリハーサルでベームは、いまひとつ調子の合わないメンバーに「私が4拍子で踊ってあげたいよ」と辛辣だが、リハ終了後、メンバーから寄せられる質問にひとつひとつ丁寧に答えていたり、「体調はどうですか?」とメンバーに話しかけるシーンなどは、当時のベームとウィーンフィルの良好な関係を象徴している。 演奏は、特にブラームスのフィナーレの高揚感はライブならではのもので、当時を知る人も、若い世代のファンにもお勧めできる奇跡の記録だ。






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