| イル・ポスティーノ [DVD] |
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定価:¥ 1,500 (税込み) 価格:¥ 1,500 (税込み)
メディア :DVD メーカー:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント リリース:2006-04-19
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 1,280~ (税込み)
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| レビュー |
イタリア、ナポリに浮かぶ小さな島。政府に追われてチリから亡命してきた世界的詩人パブロ・ネルーダ(フィリップ・ノワレ)の滞在は、島の人々のちょっとしたニュースになっていた。ネルーダに郵便を届ける配達人となった青年マリオ(マッシモ・トロイージ)は、ネルーダとの交流の中で、詩の世界に触れ、恋を知り、人間として目覚めていく。 故郷を追われたプライド高き詩人と、故郷の現状や自分自身にさえ無頓着な若者。まるで共通点のないふたりが詩を通して心で結び合うさまを、繊細なタッチで描いていく。ネルーダが島を去った後も、彼の消息を新聞記事で追いかけるマリオ。著名人であるネルーダにとっては短期間の小さな思い出に過ぎず、便りが来ることもない。それでもマリオはネルーダの残した録音機に、さざなみや風の音を吹き込む。出会いが人生を変え、信じようとする心が真実を生むというシンプルなメッセージを、心から信じたくなる真摯な映画だ。(茂木直美) |
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| ユーザーレビュー |
【人生にめざめた詩人との出会い (2008-04-15)】 はたらく意欲もなく無学な若者のマリオは漁師の父のもとでぶらぶらしている。ある日、チリの亡命詩人のパブロ・ネルーダが島に滞在するようになった。マリオは彼への郵便物をとどける仕事をえた。
郵便を手渡しするうちにしだいに親密になり、詩人は詩の作り方の一端をおしえてくれる。マリオは島内きっての美人の娘をみそめて詩をおくる。というような素朴で叙情的な物語がこころにしみる音楽とともに流れる。マリオは自転車をひいて山道をのぼっていく。山と海のながめもひときわ美しく全編が詩のような映画だ。
マリオ役のマッシモ・トロイージは若者を演じるには老けすぎているが、適役で他にひとを見つけるのはむつかしいかもしれない。ネルーダ役のフィリップ・ノワレは近づきがたい風貌の中に親しみやすさをのぞかせてすばらしい。
マリオは共産党の大会で、ネルーダにささげる詩を朗読する機会をえたが、大会の混乱の中で命をおとす。無自覚だった若者が、偶然の出会いから詩にめざめて、生きる意味を見出したのだった。彼は詩を残すことはできなかったが、名のある詩人だけが詩人ではない。職業詩人よりも詩人であるひとは少なくないだろう。
ネルーダ(1904-1973)は国際的に名を知られた共産主義者で政治家。1971年にノーベル賞を得た。ねず・まさし氏の「現代史の断面」にも名が見えて、トロッキーの暗殺に失敗したシケイロスをチリに亡命させた、とある。筆名はチェコの詩人のイアン・ネルーダからとった。 |
【目には見えないけれど (2008-03-01)】 余韻を残して(映画からも地上からも)去っていたマッシモ・トロイージが美しい。
人の心は目には見えないけれど、詩人の言葉が心を表現し、
詩に目覚めた男が自らの心も発見していく。
人にも己にも誠実に、互いに信頼していくこと、
別れや死を超越し、生きることの幸いを強く訴えかけられます。
人の値打ちは(当然ながら)財産や外見ではないことを思い出しました。
超大作の映画だけが名作でないことも。 |
【何度見ても素晴らしい (2008-01-25)】 私はこんなに素敵な映画をほかに知らない。
きっとこの映画を見たら、誰でも詩を読んだり、書いたりしてみたくなるはず。
ネルーダが語る、詩についての何気ない一言がとてもいい。たとえば詩人になるには?この質問に対する回答。
ラストはとっても切なくなるけど、あの余韻がなんとも言えず素晴らしい。 |