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鏡【デジタル完全復元版】 [DVD]   

定価:¥ 4,935 (税込み)
価格:¥ 3,884 (税込み)
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メディア :DVD
メーカー:アイ・ヴィ・シー
リリース:2004-07-25

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ユーズド価格:¥ 2,747~ (税込み)

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ユーザーレビュー
タルコフスキーの到達点 (2008-04-11)】
 この作品は、アンドレイ・タルコフスキーのもっとも自伝的かつ個人的な作品であると同時に、世界平和をも志向したダイナミックな視点をもっているところが魅力。一見、他人からすれば無秩序に並べられている主人公の過去、現在、未来そして夢の映像も主人公の心の中では脈々とつながって生起したイメージであろう。  見終わってから、タルコフスキーは本気で世界中の人が平和や幸せになることを祈れば、それが訪れると信じていたのではないかと思った。タルコフスキーはしばしばお手軽に映像詩人と称されるけれど、本当は映像を使って世界で始めて祈祷をした人と位置づけるほうがふさわしいのではないかと思った。  作品の根源にある感情は、絶望であると思う。ただ、この作品は絶望的な状況にありながら希望が訪れることを切望している、その望むという行為の力強さに感動させられる。  最後に、私が感じたタルコフスキーの作家としての限界。タルコフスキーは物事を突き放して捉えることがあまり得意ではない。自分の内側にある感情を、自分のこととして表現することに長けていたと思う。それがゆえに、彼はコメディーが撮れなかった。決して、作品を貶める意図を持って、この段落を書いているわけではないけれど、映画という大きな世界の中でタルコフスキーがどこに住んでいるのか、漠然なりとも位置づける試みが必要だと思ったから。  とても漠然として、あいまいなレビューになってしまったけれど、こればかりは見るしかない。


言葉で縛られた魂の解放。 (2008-04-01)】
よく論評として言われているように、タルコフスキーの自伝なので彼にしか分からないのかもしれませんし、分からないので映像的な美しさを伝えるしかないのかもしえません。母や父に対する思いや自分の子供に対する思いは本人にしかわからないと思いますが、、、僕は「言葉で縛られた魂の解放」をテーマにしているような気がします。冒頭の吃りの子供が催眠術で治り、「何でも喋れるようになる。」こと、それに続く「植物も感じたり記憶したり理解したりできるが、人はくだらないことを喋る。言葉なんかでは気持ちが表現できない。」その後の母の記憶の中での「活字の間違い。」を気にして印刷所に駆け込むシーン。たぶんこのようなシーンが意味することは、言葉からの魂の解放だと感じます。感じることが大切であると、、、。だから、彼は映像詩で表現しているのだろうと思います。この映画の核は、決して単なる彼の自伝や幼い頃の記憶を見せて、彼の自伝記憶を伝えたいのではないのだと思います。言いたいのは、「言葉」だけでは意味をなさず、情報量の多い「映像」でこそ、感じるものを創れるという彼のマニフェスト(宣言)なのではないでしょうか。簡単に言うと「キレイな夕焼け」と言葉で表現するのは全く意味をなさず、その夕焼けを見せて、色や風や温度やすべてを見る側に委ねるというようなことでしょうか。映画には、いろいろな評論で言われているように、無論、自伝的な隠喩も隠されており、キリスト教と共産主義そしてブルジョアとの狭間、中国の革命やヒットラーの死体や原爆を見せることで、生きるということが家族や人間関係だけではなく社会的な影響を多大に受けるということ、彼の共産主義からの亡命を仄めかすところや、自分は頑固だったことなど個人的性格を表現しているところもあります。しかし、僕はやはりなんといっても、「言葉」という皮肉にも人にしか備わっていない高度なコミニュケーション方法から、「伝えたいこと」=「その映画のコアアイデア」=「魂」を解放する、彼の宣言映画に見えてなりません。そのアイコンとして十字架というビジュアルも存在するのだと思います。十字架の意味することは、たぶん、「言葉にされた教義」ではなく、絶対的な神の存在を感じることや、祈ることを視覚化したのだと思います。 意味論はこれぐらいにして、、映像はとにかく美しい詩でした。学生の頃は眠くなりましたが、、現在は僕にとって、非常に目が冴えわたる映画です。たぶん映画館が暗かったから?(笑)


映画は最高、でも画質は今回もだめ (2007-11-04)】
以前ivcで販売しているタルコフスキーのDVDを買って 画質の悪さにがっくり来ましたが、 今回デジタルリマスターと銘打っていたので 買ってみました。 画質は、まあギリギリ見れるレベルと言えるでしょうか。 でもかつてあちこちの映画館で再上映されていた映像と比較すると、 年月が経過して段々色彩が劣化しているのは明らかです。 経年劣化は致し方のないこととはいえ、 映像の美しさが身の上のタルコフスキーの映画として考えると、 やはり悲しいことです。 IVCのノスタルジアもそうでしたが、 場面によって遜色の度合いがあるようで、 例えばラストシーンも、多分午後から夕方くらいだとは思うのですが、 空の色を見ると撮影当初より恐らく赤みかかっているのではないでしょうか。 久しぶりにもう一度この映画をみて、 自由度の高さに驚きました。 まったく、いつの時代のどこの国の映画であるかなどと 考える必要は無いように思います。 ボーナストラックのインタビューでヤブリンスキーも言ってますが、 体制が崩壊しても創造的な作品が出てくるということはないわけで、 資本主義国家であっても精神的な面での妥協や才能の上での凡庸さは、 免れることは出来ません。 鏡は、後の作品と較べると、ストップモーションもあり、 頻繁な場面転換ありで、いわゆる長回し多用一辺倒ではないですが、 今改めてみても決して古臭くなく、勢いのようなものがあると思います。 印象的なイメージがたくさん出現するというのに、 タルコフスキーだけがイメージビデオ風の映画にはならないのは、 やはり不思議です。






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