| 人情紙風船 [DVD] |
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定価:¥ 4,725 (税込み) 価格:¥ 4,053 (税込み) OFF:¥ 672円 ( 14 %)
メディア :DVD メーカー:東宝 リリース:2004-08-27
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 2,980~ (税込み)
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| レビュー |
哀しい映画である。貧しい長屋に住む浪人は、かつて父の世話を受けた男に士官を頼みに行くが、今日も門前払い。真面目で融通の利かない夫を持つ女房は、経緯をうすうす感じながら黙って耐える。長屋では首つり自殺があった。 楽しい映画である。その日暮らしの職人たちにとって、長屋はいわばワンダーランド。首つり自殺の供養を理由に今日も酒盛りが始まる。髪結いは嫁入りを迫られている質屋の娘を誘拐する。銭金のためでなく、意地を見せたかったのだ。ちゃっかり者の家主は、ここぞとばかりに質屋と交渉し、五十両で娘を無事に帰してやる。その五十両でまた今夜も酒盛りが始まる。 現在にも通じる、殺伐たる時代。タイトル通り紙風船のように儚い、人のこころの悲喜こもごもを、じっと見つめた天才・山中貞雄の視線の優しさ、温かさときたら。(斉藤守彦) |
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| ユーザーレビュー |
【いやはや (2008-03-06)】 山中貞雄監督の現存する3作品のうち最後の作品。2008年を迎えている現代の東京に場所を置き換えても、そのまま通用する人間模様を、70年前の、齢三十前にして描き切っているのだこの監督は。岡本太郎じゃなくても「何なんだこれは!」って言いたくもなる。監督がこれから迎える世界大戦で地獄の様相を呈する世界と、自分の死の予感を前にして、何か人生というものを達観していたような節がある。厭世観と暗澹たる空気に満ちながらも、人と人とのやりとりにぼんやりとした明るさを感じる不思議な作品。勿論傑作には違いない。が、これが遺作で最高傑作と評される事は、山中貞雄にとっては本意ではなかっただろう。早過ぎる夭逝により、戦後の彼の作品を観る事ができなかったのが誠に残念でならない。 |
【軍靴の音が近づく (2006-06-10)】 戦争の予感を強く刺激し、漠然とした不安を募らせる映画。
2年後に撮られた「ゲームの規則」と印象が似ている。
当時の興行成績はどうだったのだろうか。 |
【生涯最高の映画 (2006-01-17)】 邪険に扱われ裏切られても毛利にすがるしかない、浪人海野。
小悪党ながら、何処か憎めない粋な江戸っ子、髪結新三。
立派な家に生まれ育ったが故に貧しい者を理解できない、白子屋お駒。
どんなに落ちぶれても武士の精神は忘れない、海野の妻おたき。
…様々な人物の行く末を紙風船がジッと見つめています。
この映画に出会って、山中貞雄とゆう人を知って
私の人生も変わってしまった感があります。
これが遺作とはチトサビシイ。
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