| ノスタルジック・ジャーニー 満州 DVD-BOX 教養 |
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定価:¥ 11,970 (税込み)
メディア :DVD メーカー:ポニーキャニオン 出演:教養 リリース:2004-02-18
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| ユーザーレビュー |
【秀作中の秀作 (2006-06-09)】 満洲帝國は表裏、明闇が同居する国であったために戦後評価が微妙で未だに触れること自体がタブーであるとする風潮が跋扈しています。
そこに果敢に挑むようにこんな企画ものDVDが。
しかも一番タブーであるはずの「もし現代に満洲帝國があったら」という観点で作られています。そのため、明るいナレーションは、全部「ですます」調。過去の同様の企画のように過去形ではありません。
この国は成長期と繁栄期、そして衰退期に大別することができるのですが、この戦争の傷跡とという忌まわしい記憶に呪われている国を、戦争やら引き揚げやらソ連の布告なしの奇襲といった衰退期の特殊な部分を思い切って省くことによって、日本が彼の地で成し遂げた現在の発展の礎となった知恵と才能を知ることができるように構成されています。これを観ると、「戦後の発展が」なんて偉そうに言っていることのほとんどが、実は既に戦前の満洲で実現していたことを思い知らされます。
実際に戦争で苦労したのは移住した国民。でもそれは移民ならどこの国ででもある苦悩です。そこばかりに焦点を当てて、日本の成果をないがしろにしたのでは「やはり所詮国民はその程度」といわれても仕方がないのではないでしょうか?
事実老人たちは「戦争の忌まわしい経験」とか表で言いながら裏では仲間内でこっそりとノスタルジーに浸っていたりするのです。
「三丁目の夕日」のノスタルジーは良くて満洲のノスタルジーは悪いというのはどうにも道理の通らない話です。
皆さんも是非このDVDで「満洲における日本の成果」を知ってください。
戦争の忌まわしい経験とちゃんと区別して考えることで、成果と反省はより克明に浮かび上がってくるはずです。 |
【だれだ!?こんな企画を作ったのは。。。。 (2004-02-21)】 やばい・・・・やばいよ・・・・・。こんな企画考えた人、あなたは凄いです。なんと素晴らしい目の付け所でしょう。アイディアだけでも凄いのに、映像も『ナレーション』もすばらしい!!(笑)。「ノスタルジック」という設定も見事。満州というのは、歴史の解釈が揺れる現代日本では、とても両義性のある危い場所です。侵略と理想。大正から昭和にかけて、1920年代から30年代のかけてナチスズムと科学主義と大衆主義、全体主義が、妖しく絡まってモダニズムという妖しく美しく輝いた時代の、あだ花。日本人としては、かなりビミョウな場所だが。。。しかし、天才的な官僚たちが5族協和という理想主義を掲げたモダニズムの創られた国家という壮大な歴史の実験は、「言葉では知っていたが」、映像を見ると衝撃を受ける。善悪を横においておくとして・・・すげぇ!につきる。これこそ、まさにセンスオブワンダーだ。最近リンチ監督の『DUNE砂の惑星』を見たり、ル・グィン著『闇の左手』を読んでいたのだが、いまの現代では「ありえないような全く違う世界観に貫かれた土地」を夢想するのは、ロマンチシズムでありファンタジーです。これは、見事なファンタジーだな。歴史的な解釈抜きに、ファンタジーとして捉えると、見事すぎる映像作品です。 |