| 人間の條件DVD-BOX |
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定価:¥ 21,000 (税込み) 価格:¥ 16,370 (税込み) OFF:¥ 4,630円 ( 22 %)
メディア :DVD メーカー:松竹ホームビデオ リリース:2003-08-23
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 16,500~ (税込み)
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| ユーザーレビュー |
【途中から引き込まれた映画 (2008-07-13)】 第2部の始め、軍隊内部のイジメの画面にまたかと思ったが、いつしか主人公の抵抗していく姿勢にひきこまれていた。そうすると見るのが止められなくなった。暴力シーンも迫力があり、ヒューマニストが揺さぶられていく過程が胸をうつ。もうこんな映画は撮れないだろう。作り手の情熱がひしひしと伝わってきた。
日本映画の傑作のひとつとしてみる価値がある。 |
【学生時代見た唯一の映画。 (2007-04-15)】 大学4年の頃みた。高潔なヒューマニストである青年梶の思想的挫折、そして近代批判の示唆、これがこの読後の雑感だ。主人公は反戦の社会主義者であり正義感をもったインテリであるが、任務先の炭鉱で想像とは違った炭鉱夫たちの肉欲や親しい人間の背信という現実、つまり人間たちのほどきがたい感情の絡みつきとその崩壊といった、小奇麗な近代ヒューマニズムで一刀両断できない人間関係に直面する。
主人公梶は炭鉱事務から離れ本人も結局は戦争の兵士として戦地へ赴くことになる。
そこでは高潔なはずの主人公が生きるために同胞の首を絞めて殺す、あるいは生意気ではあるが自分についてきた部下が過労死させられ、それに怒った主人公が「昼間なら手が止まっていた」という調子で、チェーンで顔面を徹底的に潰すやりかたで、上官を惨殺する。このように主人公は自分の「ヒューマニストとしての思想」に生きていない状態、つまり思想と生の統合失調状態となり、最後は兵士の異端者として個人的な思いで妻を捜しながら中国大陸を夢遊病者よろしく彷徨い、絶命するのである。
生が剥き出しになる限界状況の設定において「人間であるための最低の条件」とは一体なんなのか、という平時に隠蔽されているものへの根源的な問いを、映画という【虚構】で探索した。したがってこの映画を党派的な反戦や反社会主義等に還元するのはあまりに軽率で、本当は近代主義に覆われた戦後日本捉える極めて重要な実存の映画として解釈されるべきなのではないだろうか。
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【昔の日本映画ってパワーあるよね。 (2005-08-11)】 今から見るとよくこの内容の映画をよくもこの長さで撮ったものだと心から感心する。この頃の日本の映画人も観客も本物の映画というものを追い求めていたのだろう。原作そのものも作者の軍隊に対する怨念がほとばしっていたが、この映画は小林監督がその怨念を引き継いでおり、鬼気せまるものがある。左翼に救いを求めたかったのだが、原作者が満州でソ連軍と戦い、戦後虐待を受けたため単純に左翼思想そのものも信じられなくなっていたのがそのドロドロした部分なのだろう。内容的には中途半端なヒューマニズムは特に戦争中には自分どころか敵にも味方にも甚大な被害を及ぼすという教訓を含んでおり、主人公の梶には原作読んだときから感情移入できなかった記憶がある。でも自分があの立場だったらというのは見ている最中幾度も思い、正に題名の人間の条件とはなんぞやと考えさせてしまうという点ではやはり重い映画なのである。人の力で一から十まで丁寧に日本人が造った映画であり、日本映画の良心であることは間違いない。全ての日本人は一回は見るべき映画なのだが、その意味からも値段にはもう少し考慮が欲しかった |