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太陽の雫 [DVD]   

定価:¥ 5,040 (税込み)

メディア :DVD
メーカー:アミューズ・ビデオ
リリース:2003-03-21

ユーズド価格:¥ 2,136~ (税込み)

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レビュー
   19世紀末のオーストリア=ハンガリー帝国時代。ユダヤ系ハンガリー人のエマヌエル・ゾネンシャインは「サンシャインの味」という一族秘伝の薬草酒を世に広めて財を築く。その後、2代目のイグナツは法律家として生きるが、3代目のアダムは折しものナチスドイツ支配によって強制収容所へ。そして戦後の社会主義政権の下、4代目のイヴァンはファシスト狩りに狂奔する…。
   ハンガリー映画界の巨匠イシュトヴァン・サボー監督が、半世紀以上に及ぶ激動のハンガリー史の流れに、ある一族が翻弄されていくさまを描いた一大叙事詩。2代から4代までの主人公を、レイフ・ファインズがひとり三役で演じ分けながら、ハンガリー人としての誇りや家族愛などを見事に体現。速足でドラマが進む割に落ち着いた演出の姿勢がダイジェスト的な感を薄め、薬草酒レシピ・メモノートの内容など、一族の血の絆といった要素が色濃く浮かび上がっていく。(的田也寸志)


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ユーザーレビュー
船のように漂いながら (2008-12-13)】
 ユダヤ人について、日本人が知り得ることはそう多くありません。せいぜいホロコーストの悲劇性や、お金持ち、イスラエルとパレスチナの気の遠くなりそうな争いくらいだと思います。特定の土地や国家を長らく持てず、世界各地で細々と、または豪胆に財を成した流浪の民と言えども、そのリアリティは欧米と比べて余りにも希薄すぎます。  そんなユダヤ人一族四代に渡る盛衰を、帝政、ファシズム、共産主義がわずか半世紀で入れ代わるという、激動のハンガリー近代史と絡めて描いた『太陽の雫』 。何気に『ナイロビの蜂』で共演したレイフ・ファインズとレイチェル・ワイズが出ていたりもします。  こういった大河ドラマの主人公を、同じ役者に演じさせるのは割とよくあることです。今作もイグナツ、アダム、イヴァンの三代三役をレイフ・ファインズがもう見事なまでに器用に演じていましたが、この手法が歴史の一貫性や「血は争えない」という反復性を、映画という物語時間の限られたフォーマットの中で語らせるに有効だからです。  ハンガリー・オーストリア帝国期にユダヤ人としての名を捨て、上級判事として皇帝の寵愛を受けたイグナツ。フェンシングに没頭し、キリスト教に改宗してベルリンオリンピックで金メダリストとなったアダム。父の無惨な最期を前に何もすることができなかった反動から、共産党員となってファシスト狩りに身をやつすイヴァン。  彼らは生きた時代こそ違えど、祖国ハンガリーに忠誠を誓い、ユダヤ人としてのアイデンティティを剥ぎ取りながら時代と「同化」しようとしました。しかしながら、余りに「同化」し過ぎたがために生じた「誇り」と心中し、時代の劇的な揺り動かしに取り残されてしまう様が何とも痛々しく、それが結局どの体制になっても利用され虐げられるユダヤ人の民族的歴史と重なります。  そんな彼らをイグナツの妻ヴァレリーだけがしかと見届けるわけですが、そんな彼女が写真家だったというのが何とも客観的で興味深く、時代に抗うでも媚びへつらうでもない、岸に着くことなく漂う船のような彼女の生き方こそ、したたかなユダヤ人の叡智なのかもしれない、と思ったわけです。


見応えある映画だった (2008-01-23)】
世間に受け入れられるため、名前を変え、宗教を変え、 アイデンティティを犠牲にしながら生きた一族の物語。 どんなに優秀で真面目で偉業を残しても、ユダヤ系と 言うだけで殺されてしまう当時の状況が壮絶だった。 アウシュビッツで「私はハンガリーのメダリスト」と いいながら殺されるアダムに、私の心も凍りついた。 歴史に翻弄されながら、「それでも人生は美しい」と 言えるお婆ちゃんが「守り通したもの」の素晴らしさ! 自由に生きられるようになった3代目にホッとしました。 レイフ・ファインズの魅力も堪能できて見応えがあった。 自分のままに生きられることの有り難さを感じる映画だった。


ユダヤ人の悲劇 (2005-08-08)】
第2次大戦中の強制収容所での拷問がショッキングでした。この映画の主役を演じている俳優が、「シンドラーのリスト」での強制収容所の狂気に満ちた所長役だったというのも、何かしら複雑な思いです。近代から現代に至る歴史に翻弄される人間たちのドラマ。とにもかくにも最後は、先祖たちの思いを胸に、未来に向かって歩き出す主人公に救われます。






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