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赤ひげ [DVD]   

定価:¥ 6,300 (税込み)
価格:¥ 5,367 (税込み)
OFF:¥  933円  ( 15 %)

メディア :DVD
メーカー:東宝ビデオ
リリース:2002-11-21

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ユーズド価格:¥ 3,100~ (税込み)

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レビュー
   江戸時代末期、エリート青年医師・保本登(加山雄三)は心ならずも貧民たちの施設・小石川療養所に配属される。しかし、そこで出会った「赤ひげ」の異名をとるベテラン医師・新出去定(三船敏郎)に感化され、真の人間愛にめざめていく。
   山本周五郎の名作を黒澤明監督が2年の歳月をかけて映画化した超大作で、黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。貧困にあえぐ人々のさまざまなエピソードから、逆に人間の尊厳が醸し出され、強い希望をもって生き続けていくことの大切さなどが、パワフルな説得力を伴って描かれていく。三船敏郎は本作でヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を獲得したが、同時にこれが黒澤映画最後の出演作となる。それはまた、黒澤映画の転換をも促すことにもつながっていった。(的田也寸志)


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ユーザーレビュー
生きる意味を考えさせられる素晴らしい映画です (2008-12-28)】
この映画を前回見たのは子供の頃で、いい映画だったということぐらいしか覚えていなかったが、改めて見て素晴らしい映画だと感動した。 主人公の赤ひげ(三船敏郎)は、貧しい人のために養生所を経営する医者だが、長崎で西洋医療を学んだばかりの青年医師の保本(加山雄三)が着任するところから物語りは始まる。幕府のお抱え医師として出世を目指す保本は、当初貧民を相手にする養生所に送り込まれたことに納得できず、赤ひげに反発して不貞寝ばかりしているが、養生所にやってくる貧民の生き様と死に様を真のあたりにするにつれて、医師としてどのように生きるかを考え始める。 以上がざっとした粗筋だが、一見強面で無骨なのに、実は優しくて人間に対する愛情に溢れる、医師の赤ひげを演じる三船敏郎が素晴らしい。医者としての腕は一級で、保本が学んできた西洋医学を学ぶ向上心も見上げたものだが、何と言っても人間の心に対する観察眼が一級だ。小さい頃から苛められて人間不信になっている12歳の少女に何度もはねつけられても辛抱強く薬を飲ませるシーンには優しさが溢れている。その後もこの少女の回復具合を的確に見立てることができるのは、傷ついた人間の心を深く理解できているからこそだと思う。 また、赤ひげに当初は反発しながらも次第に尊敬を深める青年医師の保本もいい。貧しい人々の死を看取る中で医師として人間として次第に成長していく様を加山雄三がすがすがしく演じている。 3時間以上に大作であるが、患者一人ひとりのエピソードもしっかり描かれており、全く無駄のない納得できる長さである。何度でも見直す価値のある素晴らしい作品だと思う。


自分を不幸だと思っている人にお勧めです (2008-07-27)】
自分を不幸だと思っている人、いっぱいいるんじゃないかな?私もそうです。でもこの映画を観ると頑張んなきゃいけないって思えます。一本の映画で一体何回泣いたことか。こんなに泣いた映画がありません。最初FTVのリメイク版を観て大泣きしたんですが、本作と比べると絵が綺麗過ぎます。それにやっぱり三船さんの方が”赤ひげ”って感じですよね。 (でもFTV版の方がいいところもありますから・・・結局作品がいいんですね!) 羅生門、生きる、そして本作が私のお気に入り黒澤作品です。


心とは、病とは、そして仕事とは何か?編み込まれた巧妙な脚本に心打たれる (2008-03-02)】
武家での出世を目指しながらも心に傷を持つ若い医師・保本が、赤ひげの養生所にやってくる。そこは武士の住む世界とはかけ離れた、貧しい庶民のための診療所だ。最初は憤りを感じながらも、患者や赤ひげから多くを学び自分の未熟さに気づき、ついには最も大切な何かを得る。 3時間を超える大作も、まったく長さを感じなかった。保本は短い間に怪我を負い、熱病にうなされ、心に傷を負ったままで医師としての挫折を味わう。患者の立場で自身の仕事を見つめ、自身の苦痛が庶民の悩みの縮図であることに気づいていく脚本が意図的に仕組まれたものであることは、赤ひげの台詞に随所に現れている。つまり、本作品の脚本はきわめて複雑な展開を巧妙に編み込まれているのだ。漫然と観ていると、人間模様を綴った患者のエピソードをオムニバスのように連ねているだけと思う方もいるようだがそれは大間違いで、よく見ていると、それぞれのエピソードは他のエピソードに昇華される伏線が張ってあり、さらにそれらはすべて主人公の保本に収束していくことに気づく。また、政府の無策を赤ひげが罪を負うことで緩衝する姿勢などは、相対的な悪とは何かという問いかけに感じるし、死の直前まで仕事に執着する患者たちの意図は、ひとは何のために仕事をするのかといった問いを保本に投げかけるように、すべてが時代を超えた社会への問いかけとなっている。つまりこれは医師の倫理のみを問う作品ではない。これほど複雑に多くのメッセージを織り込まれた作品は他に記憶がない。火傷のようにただれた心の少女から、人として大切なものを学ぶことで、保本自身への治療は完結する。同時に、保本と心を同化させられている観客は、自身のこととして強く心を打たれるのだ。 つきない感動に加え、すがすがしいラストも黒澤作品らしい。今は亡き共演陣は後の日本映画で主役を張る名優ばかりだ。これまでにみた500本以上の中でも最も好きな作品で、星5つ以外の評価は考えられない黒澤映画の集大成だと確信する。






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