| アルフォンシーナと海 波多野睦美&つのだたかし |
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定価:¥ 2,520 (税込み) 価格:¥ 2,394 (税込み) OFF:¥ 126円 ( 5 %)
メディア :CD メーカー:ワーナーミュージック・ジャパン アーティスト:波多野睦美&つのだたかし リリース:2003-01-22
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 1,721~ (税込み)
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| アーティスト: |
| 波多野睦美&つのだたかし 波多野睦美 |
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| 曲リスト |
1) アルフォンシーナと海(ラミレス) 2) 天使の死(ピアソラ) 3) オブリヴィオン-忘却-(ピアソラ) 4) 忘れる木(ヒナステラ) 5) ばらと柳(グアスタビーノ) 6) プレリュード(ヴィラ=ロボス) 7) メロディア・センティメンタル(ヴィラ=ロボス) 8) 向こうの教会へ(ラヴェル) 9) サラバンド(プーランク) 10) 愛の小径(プーランク) 11) 屋根の上の空(ヴォーン・ウィリアムズ) 12) 仔羊をさがして(ヴォーン・ウィリアムズ) 13) リンデン・リー(ヴォーン・ウィリアムズ) 14) 小さな空(武満徹) 15) 三月のうた(武満徹)
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| ユーザーレビュー |
【悠久のシエスタ 〜ピアソラからプーランク、そして武満徹 (2008-08-28)】 「小さな空」が目当てでした。私はシンプルなうたを愛するので、こんなに淡く郷愁を抱かせるうたはたまりません。特に波多野さんの母性的で澄んだうたごえが、ゆるやかでしなやかな弧を描き、優しく繊細にことばをのせてゆくこの音源は他の歌手のものより、曲の美しさがいちばんこころに届く作品となっています。
個人的にこのうたと出会えたのはステージの上。一度だけうたう機会に恵まれ、この優しい色彩をもつ旋律とことばに吹かれていると、思わずこんなうたがうたいたかったんだというカタルシスを感じずにはいられませんでした。ささやかさのなかに、うたの美徳がきれいにつまっているから、もしかしたら歌い手自身の方が気持ちよいうたなのかも。詩の寂しさと切ない行間が、譜割りや旋律にも表れている気がして、誰しもがもつ遠い空へこころを飛ばさずにはいられないうただと思います。
作品は20世紀のうたに、リュートのもつルネサンス、バロックの調べが時間を超え悠久なわびさびをふかせます。この楽器の先祖がアラビアを起源とし欧州に伝わりやがては日本の琵琶にも形をかえてゆくということで、日本人の私なのに何故かその音色に懐かしさ・いみじさを感じてしまいました。
同時に波多野さんのビブラートを使わない楚々とした演奏はバロックの美しさを表現するオリジナル主義、また近現代の音楽を新たな視点で演奏する90年代的多様性を感じます。丁度古楽の精神を20世紀のうたたちに映しこんでゆくよう。だから原語や風土の違いが違和感無くまとめられています。ピアソラとプーランクの音楽的色彩それぞれの地塗りの中にさえ。そして13から14へ渡る際の自然さなど当にそう。
また彼女はうたのアプローチとして「誰に」なりきって「誰に対して」歌うか、そして「どこに居るのか」というイメージを大切にするそうですから、私達がこの音源をきいて想起する様々な風景はもしやそれがこちらに届いているのかも。彼女曰く「私はいつも詩だけを取りだして感じるのではなくて、音と一体になったうえでの詩を感じている。詩人が創ったファンタジーだけでなく、作曲家が詩に対して抱いたファンタジーをシェアする作業だ」と。当に我々を静かな旅へ連れて行ってくれる作品です。 |
【静寂がどんどん深くなる (2007-08-31)】 聴いていると静寂がどんどん深くなっていくような演奏であり録音だ。波多野睦美さんは曲にあわせてさまざまな表現法をとっているというわけではないし,どちらかといえば意識して感情を露わにしないようにしているかのようだ。ヴィヴラートのほとんどない古楽的な唱法がまたその傾向を一段と強めている。しかし,その歌唱法はただ蒸留水のような味気ないものではなく,作品そのものの持つ深みを繊細に1ミリ単位で表現してみせるためと言っても良いのではないか。退廃的な「オブリヴィオン」をこんな表現法で歌った歌手は他にいないだろう。一言だけ苦言を呈すれば,外国の曲に対してディクションに多少問題がある。フランス語も英語ももう少し自然だったらと思う。その点で武満の「小さな空」,「三月のうた」はやはり日本人だと思う。本当に心の底から共感していることがよく分かる。これは武満の革新的な解釈ではなかろうか?「ステンドグラスが」本当に「眞赫に燃えて」いるようだ。最後につのだたかしのギターとリュートの伴奏は歌い手の心のひだに入り込むような見事な演奏だ。 |
【タブラトゥーラとは全く違う静謐な世界 (2006-01-18)】 つのだたかしはリュート奏者として、またカルト的な人気を誇るバンド、タブラトゥーラのリーダーとして有名な方です。波多野睦美はルネサンス〜バロック作品を歌うメゾ・ソプラノ歌手として、またタブラトゥーラにもゲスト参加している方です。この2人による作品ですから、当然2人の接点であるタブラトゥーラの軽やかで明るい世界を期待しましたが、予想と異なり全く異なるイメージの作品でした。ヴォーカルはいつも通り透明感溢れるもので(ケルト系のヴォーカルを想起しました)、リュートはシンプルな演奏で、2人とも間を生かしたかなり禁欲的で静謐な世界を作り上げてます。どちらかと言うと癒しの音楽です。 |