| R.コルサコフ:シェエラザード ゲルギエフ(ワレリー) |
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定価:¥ 2,548 (税込み) 価格:¥ 2,235 (税込み) OFF:¥ 313円 ( 12 %)
メディア :CD メーカー:ユニバーサル ミュージック クラシック アーティスト:ゲルギエフ(ワレリー) リリース:2002-07-24
発送可能時期など: 通常24時間以内に発送
ユーズド価格:¥ 1,575~ (税込み)
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| レビュー |
これほどの迫力を持って『シェエラザード』が聴き手に迫ってきたことがかつてあっただろうか? ただならぬ妖気漂うオープニングから、一撃で魅せられる。官能的な踊りと恋愛物語の描写、オーケストラがうねりにうねるシンドバッドの航海と難破など、どれも強烈なデフォルメと濃厚なアクの強い表情が迫真の効果を生み出し、聴き手は一瞬たりともスピーカーの傍から離れられなくなる。とりわけ第4曲の祭りの描写の息づまる猛烈なスピード感は前代未聞で、続く船の難破の凄絶なクライマックスの巨大なスケールは、まさに財宝を積んだ船が怒涛の前に沈没していくのを目の当たりにするかのようだ。 あらゆる楽器はゲルギエフのあの霊気に感化され、憑かれたようにどろどろとした音楽の原初的な迫力を剥き出しにしてくる。この露骨さ、荒々しさを耐えがたいという人もいるかもしれないが、この演奏に込められた情念の凄まじさは誰もが認めざるを得ないはずだ。 続く『中央アジアの草原にて』や『イスメライ』も、エキゾチシズム満点。はるかなシルクロードを旅する商人の行列や、コーカサス地方の舞踊に思いを馳せるのは楽しい。(林田直樹) |
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| 曲リスト |
1) 交響組曲「シェエラザード」op.35(リムスキー=コルサコフ) 2) 交響詩「中央アジアの草原にて」(ボロディン) 3) イスラメイ(バラキレフ/リアプノフ編)
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| ユーザーレビュー |
【厚化粧で肉感的、だが絶世の美女ではない (2008-03-02)】 当代きってのロシア系カリスマ指揮者ゲルギエフがロシアのオケを振って、ロシア国民学派の大物リムスキー=コルサコフの代表作を録音したということで、大いに期待したCD。だが、正直言ってがっかりした。「その濃厚な表現は不気味なほど」などという宇野功芳氏のコメントを引用したキャッチ・コピーも、宇野氏独特の独断と偏見に満ちた大げさな表現とレコード会社の売らんかなの商売っ気しか感じない。管弦楽法の大家として知られるリムスキー=コルサコフの最高傑作とも言うべき『シェエラザード』(もしくは『シェヘラザード』)は、やたらと豪快で濃厚な演奏が多いが、この曲は『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』を題材にした作品で、絢爛豪華な物語であると同時に美しさや色気といったものが感じられないとお話にならない。シェエラザードは、単なるケバい女ではなく、才気煥発で心優しい美女なのだ。その意味で、ひたすらオーケストラを鳴らしまくったような、豪快だが単調な、濃厚過ぎて繊細さのかけらもない演奏よりも、豪快なところは豪快に演奏しつつも、ヴァイオリン・ソロなどの部分で繊細さや色気のようなものを感じ、美しさに酔える演奏の方がこの曲にはよいと思う。その意味で、これまでに聴いた中で最もよいと思うのは、豪快さと美しさを兼ね備えたコンドラシン/RCO盤だ。シェエラザードは、その話の魅力で暴君にその先を聞きたいと思わせて命永らえると同時にその暴君を改心させるのだが、コンドラシン盤は、まさに聴き出した途端その魅力の虜となりその世界に引き込まれて一気に最後まで聴いてしまう、何度聴いても飽きない名演である。始まってすぐのクレヴァースによるヴァイオリン・ソロも、繊細で甘美で、聴く者を夢見心地に誘う。それにひきかえ、このゲルギエフ盤は、たしかに豪快で濃厚かもしれないが、美しさはあまり感じない。見るものを夢見心地にするこの世のものと思えぬ絶世の美女というよりも、厚化粧で肉感的だが美女とは言いがたい、アメリカの低俗雑誌やB級映画に出てくるありがちなセクシー女優の写真を見ている感じと言ったらいいだろうか。なお、コンドラシン盤以外では、作曲された当時の楽器で当時のようなノン・ヴィブラート奏法で演奏したインマゼール/アニマ・エテルナ盤も、しばしば厚化粧で塗り込められてしまうこの曲の本来持っている繊細な美しさを引き出していてすばらしい。楽器や奏法や編成の違いを超えて、コンドラシン盤に近い魅力のある演奏だ。まだこの曲を聴いたことのない人にはファースト・チョイスとしてコンドラシン盤を、このゲルギエフ盤で初めてこの曲を聴いたという人には、ぜひコンドラシンとインマゼールの演奏のどちらか、もしくは両方を、聴いてみてもらいたい。 |
【インパクト大! (2007-10-11)】 私にとっての初ゲルギエフCDでしたが、彼ならではという感じでした。ただ1つ難点なのが全体的に音色が曇ったトーンに仕上がっている点です。特に弦楽器パートの音が他の演奏とはだいぶ鳴り方が違うなという印象を受けました。小澤・シカゴ響(EMI)の演奏のような、ピュアで透明度の高い音色のシェエラザードを聴きたい方にはお薦めできません。ただ、それを圧倒する程のうねりや4楽章のノリ、トータルの完成度は一聴の価値ありです。 |
【極彩色 (2007-07-10)】 極彩色の音の魔術,本学曲にもっともふさわしい名演なのだ,というのが世間一般の評価だと思います.しかし,全曲を聴きとおすのは拷問に近い.やはりコンドラシンの最美な演奏が好きです. |